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輸血前後の取り組み

在宅での輸血を安全かつ確実に行うために、当院では輸血前後の管理体制を徹底しております。
以下は、輸血に関する主な取り組み内容です。

1.輸血前の検査と準備

血液型・
抗体検査の実施

輸血前には、外部検査機関(名古屋臨床センター)に依頼してABO血液型、Rh型、不規則抗体スクリーニング、交差適合試験などを実施しております。 不規則抗体スクリーニングは定期的に行い、交差適合試験はすべての輸血前に実施しております。

抗体陽性時の対応

抗体が検出された場合には、抗原陰性の血液製剤を発注し、適合性を確保したうえで輸血を行っております。

検体の保管

輸血前に採取した血清・血漿は、専用の冷凍庫にて約-20℃で2年間保管しております。 これは、万が一感染症や副作用が発生した際に、原因の特定や調査に活用するためです。

2.血液製剤の管理と搬送

院内での保管

血液製剤は、専用の保冷庫にて2〜6℃の範囲で厳密に温度管理を行っております。 納品後はダブルチェックを行い、保冷庫内に保管いたします。

搬送時の管理

患者様宅への搬送には、専用の保冷バッグを使用し、外気温の影響を受けずに適正温度を維持しております。 夏季や長距離搬送時でも安定した温度管理が可能です。

血小板製剤の振とう管理

血小板製剤は、到着後すぐに専用の振盪器にて緩やかな水平振とうを行い、品質を保っております。

3.輸血後の管理

製剤の一時保管

輸血後の血液製剤は、1週間程度専用保冷庫にて保管しております。 これは、輸血後に発熱などの症状が出た場合に、製剤の細菌混入などを確認するためです。

記録の保存

輸血に関する記録はすべて20年間保存しております。 将来的な医療安全対策や、患者様の医療履歴管理に活用できるよう、厳密な記録管理を行っております。