1. 適応条件
在宅輸血は、すべての患者様に適応されるわけではございません。以下の条件を満たすことが必要です。
- 病院での輸血歴があり、重篤な副作用がなかった方
- 病状が安定しており、急性出血や重度の循環器疾患がない方
- 副作用を自覚し、伝えることができる認知機能がある方
- ご家族など、輸血中に見守りが可能な方がいること
- 輸血によってQOLの改善が見込まれる方
2. 事前カンファレンス
初回輸血前には、患者様の状態や生活環境、医療・介護体制を多角的に評価するため、関係者による事前カンファレンスを実施いたします。
- 主治医、訪問看護師、ケアマネジャー、訪問看護ステーション、薬剤師、ソーシャルワーカー、ご家族などが参加します。
- 輸血の医学的必要性、既往歴、副作用歴、認知機能、生活状況、緊急時対応、ご家族の理解度、輸血スケジュールなどを確認します。
- このカンファレンスを通じて、安全に継続できるかどうかを総合的に判断いたします。
3. インフォームド・コンセント
在宅輸血は、患者様の意思とご家族の理解が不可欠です。当院では、医学的・倫理的・法的な観点から、丁寧な説明と同意取得を行っております。
- 輸血の目的、期待される効果、想定される副作用、在宅で行うことによるメリット・リスク、緊急時対応、費用と保険制度についてご説明いたします。
- 「輸血同意書」「在宅輸血同意書」の2種類を取得いたします。
- 書面と口頭での説明を併用し、ご家族の不安や疑問にも丁寧に対応いたします。

