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訪問栄養チームが始動|嚥下障害や栄養ケアをサポート

在宅栄養チームが支える高齢者の健康と生活の質向上

在宅栄養チームの嚥下障害への取り組み

はじめに

高齢化が進む現代、加齢や障がいにより身体機能が低下し、心身のバランスを崩しやすい高齢者が増えています。 その中でも特に重要視されるのが「栄養ケア」です。 栄養状態が悪化すると、身体の健康はもちろん、生活の質(QOL)も大きく損なわれます。 そこで登場するのが、私たちの「在宅栄養チーム」です。 医療・福祉の専門家が連携し、一人ひとりの栄養状態を支える取り組みについてご紹介します。

2025年1月から、新たに管理栄養士が着任し、訪問栄養チームの活動が本格的に開始されました。 専門家による訪問栄養指導は、在宅療養をされている高齢者の生活をさらに充実させる重要な役割を担っています。




栄養に関する悩みを抱える高齢者の現状

在宅で暮らす高齢者には、次のような栄養に関する悩みを抱える方が多くいます。

  1. 「食事をするとムセてしまう」
    嚥下機能の低下により、食べ物や飲み物を飲み込むことが難しくなるケースがあります。 この問題を放置すると、栄養不足や誤嚥性肺炎のリスクが高まります。

  2. 「食欲がなく、食事量が減っている」
    高齢者は加齢とともに食欲が低下しやすく、栄養バランスが崩れがちです。

  3. 「一人暮らしで調理や食材の調達が難しい」
    身体的な理由や買い物環境の制約により、自分で食事を用意することが難しい方もいます。




在宅栄養チームが提供するサービス

1. 医学的根拠に基づく栄養評価

血液データや体重変化などをもとに、栄養状態を専門的に評価します。 このプロセスにより、低栄養や健康リスクを早期に発見し、適切な対策を講じます。

2. 個別化された食事提案

嚥下障害や食べにくさを抱える方には、飲み込みやすい食品や調理方法を提案します。 例として、「とろみをつけた飲み物」や「やわらかい食材を使用したレシピ」があります。

3. 補助食品の利用提案

通常の食事だけでは栄養を補えない場合、栄養補助食品を活用する方法をご紹介します。 これにより、簡単に必要な栄養素を摂取できます。

4. 地域資源との連携

一人暮らしの方には、配食サービスやデイサービスの利用を提案します。 また、ケアマネージャーと連携し、個別の生活環境に応じた支援を行います。




栄養ケアがもたらす未来

在宅栄養ケアは、単に身体の健康を維持するだけでなく、患者さまの「生活の楽しみ」を取り戻す重要な役割を果たします。 「食べる喜び」を取り戻すことは、心の安定や生活の活力にもつながります。



管理栄養士の費用は以下のように設定されています。

患者様の区分 保険点数/回
  医師 管理栄養士
居宅療養管理指導費(Ⅱ)単一建物住居者1人に対して行う場合 299点 545点
居宅療養管理指導費(Ⅱ)単一建物住居者2人以上9人以下に対して行う場合 287点 487点
居宅療養管理指導費(Ⅱ)上記以外の場合 260点 444点


2025年から開始した訪問栄養チームは、高齢者が安心して暮らせる環境づくりを目指し、個々の生活に寄り添ったサポートを提供しています。 今後のブログでは、訪問栄養チームが実際にどのように高齢者の栄養ケアを支えているのか、具体的な事例をご紹介していきます。 ぜひ次回の投稿もご期待ください。

地域に根ざした医療提供を目指して

ごうホームクリニックは、地域の皆様が安心して在宅療養を行えるよう努めてまいります。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

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