親が医師で身近だった上、資格を取って定年のない仕事に就きたいという思いがありました。社会的意義があり感謝されやすい職業というのも、医師を目指した理由です。

訪問診療を経験したかったんです。未経験でも採用してくれて、通勤の負担がないクリニックを探していたとき、求人情報を見つけたのがきっかけです。他の医療機関とも比較したのですが、規模が大きい病院は勤務体系などが確立されていると感じた一方、ごうホームクリニックは開院から間もなく、働き方などもフレキシブルに対応してもらえたのが決め手になりました。

勤務中は移動する時間が長いですが、車内はフランクな雰囲気で看護師さんといろいろな話をしています。診療や患者さんについてはもちろん、同世代で子育て中の看護師さんとは家族のことを話したり、ときには他愛のない雑談も。しゃべり過ぎてPCを忘れたこともあります（笑）

訪問診療では看取りに向けた準備も重要な要素です。ご本人やご家族の意向、考え方などによって過ごし方はさまざま。プランがある方もいれば、模索し続ける方もいます。何度も訪問して表情を見たり、話を聞いたりするうちに、その方の空気感や雰囲気がわかってきて、ベストな最期の迎え方をイメージできるようになることがあるんです。長くお付き合いしてその方のことを理解した上で、ご本人やご家族に満足していただける提案ができると、訪問診療に携わって良かったと思います。

訪問診療は今後、ますます重要になってくると思います。私は糖尿病・内分泌内科がメインなのですが、訪問診療を経験して初めて関わる疾患もありました。専門領域だけだとじっくりと診る機会がない高齢者の疾患を知れたのは非常に良い経験で、今後は専門分野の外来でも皮膚や認知の状態などのご相談があったときなど、訪問診療の知識は生かせると思っています。

医学という学問自体の奥深さに興味がありました。将来にわたり追求し続けられると思ったのが医師を目指した理由です。

私は精神科の病院に勤務していて、以前は病院外のことを知る機会がありませんでした。患者さんの選択肢を増やすという意味でも、訪問診療の必要性を感じていて、病院外で行われていることを勉強しようと思ったのがきっかけです。訪問診療はごうホームクリニックが初めてでしたが、名古屋市内で通いやすい環境だったこともあり挑戦しようと思いました。

院長もスタッフも話しやすくて感じの良い人ばかりです。病院と違いを感じる面はありますが、業務はかなりシステム化されているので、初めてでも苦労することはなかったですね。

病院に行けない患者さんや、在宅看取りの需要は増えている中、そうした患者さんやご家族の思いに応えることができる点ですね。病院と訪問診療の違いは、患者さんの背景や事情をより考慮するのが大事だということ。仮に状態は同じでも、患者さんやご家族の思いを踏まえて対応を変えるケースもあります。

非常勤医師として引き続き、訪問診療の経験を積んでいけたらと思います。社会的な情勢に合わせて医師として貢献していくのが目標です。

祖父が病院を経営していて、小さい頃から地域医療に貢献する姿を見ていました。そんな祖父は亡くなる前、最期を家でゆっくり迎えたいという気持ちがあったようなんです。ただ、当時は病院でありとあらゆる手を尽くして最期を迎えるのが正しいという時代。本人はいくら手を尽くしても、という気持ちがあったようですが、それは周りも受け入れられず、病院で点滴につながれながら亡くなったんです。本人の思いを尊重してあげられない状況を改善したいと感じたのが、医師を志したきっかけです。

私は以前から別の医療機関で訪問診療を行っていました。家庭との両立のため非常勤に切り替えて数年働いてきたのですが、子どもの受験なども終わり、勤務時間を延ばせる状況になったときに見つけたのが、ごうホームクリニックの求人。在宅は認知症の患者さんも多く、精神的な症状が出てきたとき、いかにうまく軽減するかというのが重要ですが、伊藤院長は精神科の治療の経験が豊富で、当院で働くことで医師として得られるものが多いと感じてアプローチしました。

組織全体として相互のコミュニケーションを大切にしている印象です。院長は、任せられるところは各部署に任せ、責任はしっかりと取るという方針。自由に采配できる範囲の中で、お互いに連携して業務を進めているため、非常に風通しが良いと感じています。特に看護師・医師・事務はうまくコミュニケーションをしないと訪問診療は成立しないので、そのあたりもうまく組織がつくられていると思います。

訪問診療は患者さんのご家族や医療機関の職員、ケアマネージャー、訪問看護師、大きな所であれば介護、リハビリのスタッフなど、さまざまな人と連携しながら進めるのが特徴です。そこに医師として入り、いかに患者さんを良い方向に持っていくか、相談をしながら方針を決めます。多くの人の意見を取りまとめた上で、医師としての考え方を示し、最終的な方針を出すのはやりがいを感じますね。うまくいけばご本人もご家族も満足感を得られるし、結果的に患者さんにとっても良い方向に向かうと思います。

今後も訪問診療の経験値を増やしていきたいと考えています。伊藤院長を見ていて、人を取りまとめていく姿に憧れるものもあります。遠い先かもしれませんが、ご縁があって開業する機会があれば、そんな組織づくりもしてみたいですね。

特に医療関係の仕事をしている家族はいたわけではないのですが、将来の道を考えていたときに、職業として医師を勧めてもらったのはきっかけになったように思います。

勤務先とは別で週に1回、非常勤で訪問診療を行っていました。その経験を生かせるクリニックを探して知ったのが当院。自宅から30分くらいの通勤圏内で通いやすく、勤務日の希望と合致したのが決め手です。

仕事内容は最初に聞いていたものと相違なく、スケジュールも効率的に組まれているため、負担は少ないと感じています。訪問診療が初めてだと外来と勝手の違う部分はあるかもしれませんが、私自身は思い描いていた通りに働けています。

一般的な病院勤務の場合、あくまで内部のスタッフとのやり取りが中心ですが、訪問診療は患者さんのご家族や医療機関の職員とのコミュニケーションが多くなります。基本的には組織外の人とのやりとりが中心のため、うまく連携ができるとやりがいを感じますね。診療内容はある程度パターン化されていますが、新しい患者さんを担当する際は、最初の診療をいかにうまく行うか意識しています。

初心を忘れず、今と同じ気持ちで丁寧に診療しつつ、組織外の人間関係も大事にして謙虚に働いていきたいです。いずれは訪問診療のクリニックを開業できたらとも考えています。

「人を助けられる仕事がしたい」と考えたのが最初だったと思います。特別なきっかけがあったわけではありませんが、自分の手で人助けができる仕事として医師を目指すようになり、消化器内科医としてのキャリアを歩んできました。

総合病院の消化器内科医として10年以上働いてきた中で、より患者さんの身近な医療がしたいという思いが募り、訪問診療に興味を持つようになったんです。その後は3年ほど訪問診療を経験しました。当院で働くようになったのは、開業を考えていることもあり、伊藤院長のもとで訪問診療とクリニック運営の両方を勉強したいと思ったのがきっかけです。

訪問診療は看護師さんとのやりとりが多いのですが、皆すごく話しやすいと感じています。ごうホームクリニックでは、運転と処置は全て看護師さんが行うため、医師は診療とカルテ記入に集中できるのもメリット。同行者は毎回変わるため、さまざまな看護師さんの意見を聞けるのも良いですね。院長に質問があるときは、チャットで連絡すればすぐに返信してもらえるので、何かあっても一人で抱え込むようなことはありません。

訪問先が決まっているため、私の存在を覚えてくれる患者さんも多いんです。待っていてくれたり、相談してもらえたり、身近な存在になれているのがやりがいですね。

いずれは専門の消化器内科で内視鏡メインのクリニックを開業したいと考えています。その際、患者さんが通院できなくなっても訪問診療で寄り添っていける、そんな医療機関をつくりたいですね。